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高度感ある岩場が続く「会津のマッターホルン」
「会津のマッターホルン」とよばれる急峻な岩山で、高度感のある岩場が連続します。山頂は360度のパノラマで、只見川沿いの集落が箱庭のように見え、只見駅や田子倉ダムを見通します。周囲の会津朝日岳、浅草岳、守門岳など1500mを超える山々は、6月に入っても白く輝き、新緑とのコントラストが華やかです。視界がよい日は越後三山や磐梯山を遠望します。
蒲生岳の登山道は、蒲生集落の人たちが登山者を楽しませようと切り開き、春と夏に整備しています。毎年、雪崩で切れるクサリを直し、倒木や落石をかたづけてから山開きをおこないます。現在、小蒲生沢登山口は通行止のため、久保登山口を往復しますが、途中で登山道が左右に分かれます。左の「西側岩壁コース」は岩場を直登することが多く、下りが難しいため、こちらから登って右の「鼻毛通しコース」を下ります。こちらは岩場を横切ることの多いコースです。心配な人は「鼻毛通しコース」は往復しますが、どちらも油断できない岩場が連続します。
標高 | 828m |
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時間 | 参考タイム往復3〜4時間 |
登山口 | 久保登山口 集会施設「雪の里」からJR只見線の踏切を渡って、右の畑を横切ると、杉林に登山口がある。5月は蒲生かたくり公園として人気がある 小蒲生沢登山口 平成23年豪雨災害で登山口付近が崩落したため通行止め。平成28年に登山道の付け替え工事をおこなう |
駐車場 | 蒲生集会施設「雪の里」向かい側に駐車場あり。普通車43台、大型バス2台
*車中泊不可。近隣住民の方のご迷惑となりますのでおやめください。 |
トイレ | 集会施設の公衆トイレをご利用いただけます。 |
水場 | 山中に水場はないので駐車場の自動販売機を利用。登山口近くに上原清水あり |
シーズン | 山開き6月第1日曜~10月下旬 |
難易度 | 小学高学年以上。岩場歩きの経験が必要。標高差468m |
携帯電話 | 通話可能 |
山開きに咲く花 | カタクリ、ヒメサユリ、イワカガミ、ヤマツツジ、ナナカマド |
アドバイス | 落雪が登山道を直撃するため、残雪が消えるまで危険。日陰が少ないので熱中症に注意。マツの根や岩場の登山道は重厚な登山靴より、靴底の滑りにくい軽い登山靴が適している |
ガイド | はじめて「蒲生岳」を訪れる人は、ガイドを依頼することをおすすめします。お申込みは只見町観光まちづくり協会「0241(82)5250」にご相談ください。お問い合わせフォームからもお申込み可能です。その際は①日程②人数③年齢をお知らせ下さい。ガイド料金はガイド1人につき10000円。1人のガイドが引率できる目安は8人まで。3日前までに予約が必要です。 |
対応できるガイド | 鈴木サナエ・加藤健太・馬場幸人・黒田晶子・角田誠 |
お電話での申し込みは☎0241-82-5250
地図
登山届について
只見町では各登山口に登山ポストを設置しています。提出された登山届は救助要請があった場合にのみ利用されますので、必ず家族や友人に登山計画を伝えておきましょう。
※救助要請があった場合は、福島県警察本部南会津警察署と只見町消防団が協力いたします。しかし山岳救助専門の組織ではないので、くれぐれも慎重な行動をお願いします。