和食の名店まほろばさんで 食ざんまい

食、ざんまいしてますか?

こんにちは。菅家Tです。今回は只見町民が大好きな和食の名店「まほろば」さんに行ってきました。ランチのご紹介をしようと思いスタッフと食べに行ったのですが、謎の『ずるい』を食らい同日の夜、家族と友人と夕食も頂いてきました。ご馳走様です。というわけでいつもどおりお店の基本情報から。

店名 和風レストラン まほろば
カテゴリ 日本料理
昼の予算 650円~2,700円
夜の予算 3,000~5,000円
営業時間 昼11:30~14:00 夜17:30~22:00(21:30 L.O)
定休日 火曜日
電話番号 0241-82-2372
FAX番号 0241-82-3007
住所 福島県南会津郡只見町大字只見字宮前1303-7(googlemap)
HP 和食レストランまほろば

外観の紹介

まほろば
まほろば
-お店の看板と玄関写真。正面には普通車3台、道を挟んで向かい側の駐車場には大型バスも駐車できます。

まほろばのスタッフの皆さん

まほろば
-真ん中がご主人の純(あつし)さん、向かって左が奥様、右側が若旦那の佳憲(よっちゃん)さんです。見事な右肩上がり。

今回のお連れはマック(左)と(カワチ)薬局(右)

まほろば
-見て下さいこの二人のテンションの上がりっぷり。ニコニコです。今回はみんなでお勧めの一品を注文してシェアして食べようということになりました。みんなが大好きまほろばさん。マックと(カワチ)薬局に関してはスタッフ紹介を。

(カワチ)薬局さんのお勧め 生寿司(上)1,850円

まほろば
-ネタは中トロ、赤身、ホタテ、タイ、甘エビ、イクラ、鉄火巻、かっぱ巻き、玉子(上)です。ボカしすぎた写真ですいません。まほろばさんのこだわりのマグロは築地市場より直送、他のネタもモノにこだわっているので魚が超美味しい。
まほろば
-見て下さいこのトゥヤットゥヤッのシャリとネタ。まほろばの料理の何がお勧めってまず「米がめちゃくちゃ旨い」があります。それをダイレクトに味わえるのが寿司だと思います。寿司はご主人がカウンターで手際よく握ってくれます。このシャリの今にもほどけそうなことこの上なし。この画を撮りたくてマクロレンズを持っていきましたドヤッ。

マックさんのお勧め ソース煮込みカツ重900円

まほろば
-これ絶対美味いやつー!!です。会津のご当地グルメといえば『ソースカツ丼(rice with pork cutlet)』です。一般的なソースカツ丼は、厚切りのロースのとんかつに甘辛いこってりソースを千切りキャベツを敷いたご飯の上にのっけるというものです(rice with pork cutlet)。まほろばさんのソースカツ丼は、それとは一線を画し、トロトロの半熟卵に辛めのソース、黒胡椒がピリッと効いたメリハリのある仕上がりになっています。
まほろば
-溺れたーい!!!(卵の海に)

菅家Tさんのお勧め 鮎のわっぱめし定食1,450円

まほろば
-「せっかく只見にきたから郷土料理っぽいものを食べたいな」という方にもお勧めの一品です。まほろばさんの一番好きなところはですね、『出汁が美味い!』なんです個人的に。椀物、煮物を頼むとよく分かるんですけど、グビグビ飲んじゃいます。まずはメインを頂く前にお味噌汁を頂いてほっこりしてください。鮎は一旦焼いてからご飯と一緒に蒸かします。そうすることで『香ばしくて身はふっくら』に仕上がるそうです。最高。鮎の周りには「わらび、ふき、なめこ」などの山の幸が散りばめられています。食の激渋箱やー。またこの定食には鶏の竜田揚げがついているんですが、更に好みなのが「胸肉」なんです。一般的にから揚げはモモ肉ですけど、鮎にはさっぱりの胸肉が絶対合うと思うのでご主人のセンスがとても好きです。最高。
まほろば
-写真を撮るので散々待たされたマックと(カワチ)薬局。「やっと食べられる…」という安堵の顔とニヤニヤが抑えきれない顔。
まほろば
-おいおい。
まほろば
-それ僕の鮎なんですけどー!米on鮎onわらび の至高のスプーン。

内観の紹介

まほろば
-この写真を見て頂ければどんなお店かわかると思います。掃除が行き届いています。魚の臭いも全然しません。座席は4人テーブルが5個、6人テーブルが1個(半個室)の26名ほどの収容人数。2階には宴会や法事などでも使える広間があります。
まほろば
-やっぱり寿司はカウンターで食べたいですよね。天ぷらもピザも。
まほろば
-お手洗いもお掃除が行き届いています。
まほろば
-こーゆーところも好きです。

ご主人の純(あつし)さんに色々聞いてみました

まほろば

米が美味すぎるんですが秘密はあるんですか?

秘密という秘密はないけど料理ってのは結局、素材勝負なところはあるからな。シンプルな料理ほど素材の差がでてくる。米ってのはその最たるもの。只見町の米は相当美味い。それだけでもう充分美味い。そこにきて空気も美味けりゃ水も美味いんだから不味くする方が難しい。一般家庭と違うところがあるとすれば、信頼している米屋から仕入れて毎日しっかり米の状態を確認している。季節によって水分量は変えるし、昨日はこうだったから今日はこうしようとか、毎日少しづつ自分の求める米に仕上がるように調整している。だからさお客さんが「まほろばの米は美味い」って言ってくれるとそりゃあ嬉しいね。

出汁が美味すぎるんですが秘密はあるんですか?

出汁の美味さも米と同じ。良い素材を使うこと、手を抜かないこと。基本を守って出汁をとればそんなに下手なものにはならない。

ご主人の経歴を聞いていいですか?

高校卒業して会津若松の老舗の割烹で料理の基本を学んだ。今の店の大原則「下手なものは出さない」はここで叩き込まれたもの。その後は高校の同級生が寿司屋をオープンするってもんだからそこで寿司の勉強をしながら手伝った。そのあと、まほろばをオープンして今に至るって感じだな。今の店を見ると「なるほどな~」と思う経歴だよな。

一番聞きたかったことなんですけど玉子が2種類ありますよね?

まほろば
※左が生寿司(並)、右が生寿司(上)
そこが一番聞きたかったんだ(笑)自分の味で勝負する時は人と同じことをやっても仕方ない。玉子の違いはさ、並に比べて上は2倍の玉子を使っているだけなんだ。言われて見直すとそうだろ?縦横逆にしてさ。それだけなんだけど、みんな並の形の玉子で見慣れているから上の玉子が印象に残る。なんとなくさ上の玉子の方が(上)ぽいだろ(笑)そーゆーのを大切にしてるんだ。

若旦那の佳憲(よっちゃん)さんに色々聞いてみました

まほろば

最近お店に入られた若旦那、意気込みをお願いします。あとざっくり経歴も

湘南で風を吹かせていないしタオルを回していない若旦那ですこんにちは。そして世阿弥の言葉を引用して意気込みをお伝えします。『家、家にあらず。継ぐをもて家とす。』これは「家というのは続けばいいというものではない。代々の芸・思想を継承して初めて家を継いだことになる。」という意味だそうです。がんばりまっす!!
僕は高校を卒業して東京で異業種で働いていたんだけど、何故かふと只見に帰ろうかなと思っちゃった。それを親父に相談したら「只見に帰ってくる前に料理の修行してこい」って。店の基本である日本料理を勉強すべく、その業界の老舗で修行して、満を持して30歳の時に只見に帰ってきました。よっしゃこれで親父と一緒に一旗揚げるぞと思ったら「店に入る前に日本食以外も勉強してこい」って(笑)。だから実は田子倉レークビューの食堂にもいたんだよ。日本料理と観光施設の食堂って求められているものが結構違うのね。お客さんのニーズや食材や量やスピードとか。その経験があったからこそ料理に対する視野が広がったと思う。そのうちにだんだん昼は外で働く、夜は店の手伝いをするという体力とリズムがついてきた。それで最近やっとまほろばに帰ってきました(笑)

そんな若旦那を見て、親方から優しい激励を

好きなようにやってもらうのがいい。俺が手伝っているうちは俺の店だけど、いつまでも年寄りが口出しても仕方ないからな。

あるあるな質問をしてみました

常日頃、こんなことみんな疑問に思っているんじゃないかなー?ということを聞いてみました。

追加の巻物って1人前何本?1本だったらショックすぎて頼めない…

お品書きにのっている巻物は1人前3本です。うちだと、かっぱ巻きが780円だから1本260円になります。そう思えばめちゃくちゃ高いわけじゃやないので気軽に頼んでください。

佳憲(よっちゃん)さんの好きなメニューありますか?

カツ重はソースも普通のも好きだし、天ぷらも好き。手前味噌だけど天ぷらって技術がとても必要なのよ。食材によって水分量が違うし、それこそ季節によっても違う。油が悪いと天ぷらはどうしようもないから気を使っている。もちろん天ぷら用とその他揚げ物は分けているし、なるべく軽い天ぷらになるように仕上げています。

純(あつし)さんの好きなメニューありますか?

話にまだ出てないので言うと、『蕎麦』だな。只見産の蕎麦粉を使ってんだけど、白く細めで香りと喉ごしの良い蕎麦に仕上げている。つなぎなしの十割の手打ち蕎麦だ。

日本料理店のカレーが気になるんですが

カレーは今の所、カレー好きもしくは子供向けに用意しているメニューです。最近何故かこの奥南会津エリアでパキスタンカレーや欧風カレーやインドカレーが、ざわざわし始めているようだからガチ勢向けに新メニュー開発するかもしれません(笑)

取材を終えて

僕は移住者なので率直に言うと「田舎でこんな美味しい料理が食べられるとは思っていなかった」がまほろばさんで最初に食事した感想です。田舎の食事処って素材の良さありきで味付けに繊細さが無いイメージがありましたから。食通を気取って記事を書いていますがスモークサーモンとチェダーチーズを間違えることもあります。そんな神舌の僕の激推しのお店がまほろばさんです。山の中の和食の名店まほろばさん、これからもよろしくお願いします。

番外編_夕食も食べてきました

まほろばヘビーユーザーみな川旅館の若女将のお勧めメニューをマイファミリーと共にむしゃむしゃしてきました。
まほろば
-えびーす!
まほろば
-盛り合わせサラダ4~5人前2,200円。まほろばのサラダは美味い。ベーコンとさつまいもカリカリがとっても良いアクセント。食べ進めると具材のバランスが偏ることなく完食しているのが気持ちいい
まほろば
手づくりコロッケ450円。僕はあんまりコロッケが好きではないんですけど、これは美味い。そしていつもながら盛り付けが綺麗。まほろばさんのコロッケは手作りなんですけど、「甘くない」「黒胡椒が効いている」「パン粉が細かい」というところが好みです。
まほろば
今回はマクロレンズ推し。
まほろば
穴子の天ぷら600円。さっくさく。私も必ず頼む定番メニュー。
まほろば
かけうどん680円。若女将お勧めの「出汁を飲むためのうどん」ぐびっぐびに飲んでやりました。
まほろば
ごぼうのから揚げ450円。これも必ず頼む定番メニュー。
まほろば
茶碗蒸し400円。美味い。コメントが雑になってきているんじゃなくてホント美味い。出汁ってほんと、料理の基本だと思います。
まほろば
天ぷら茶漬700円。締め。軽い天ぷらだからバクバクいける。写真撮り忘れましたが天ぷら盛り合わせも頼みました。揚げ物多すぎだろ…
まほろば
ディスイズマイサン プライスレス。小さいお子様連れも安心。おもちゃ貸してくださいと言ったら「なんでも鑑定団」にでてきそうなクラシックなおもちゃたちを交えて貸してくれます。これは若旦那が遊んでいた頃のおもちゃだそうです。
まほろば
お し ま い

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