ひんなか只見観光ー息もつけずに只見線篇ー

ひんなか只見観光 はるっぺ篇

会津若松方面から新潟方面に只見線で県境を越える方向けのモデルコースです。会津川口駅から只見駅まで代行バスで来て11:15に只見駅に到着し、15:40只見駅発小出行きの列車に乗るまで、この時間帯でご旅行される方は【只見で4時間過ごす】ので、只見駅周辺でのお勧めの過ごし方をご紹介します。ひんなか=昼間のことを指す只見弁です。

モデルコース作成にあたり

只見駅でお客様とお話していると色々と感じることがあります。「乗り継ぎで待ち時間がある」「せっかくなら待ち時間を有効に使えるプランを提供したい」「通過点ではなく思い出の地になってほしい」とスタッフは考えています。JR只見駅で働いているからこそ思う「この過ごし方が最高でしょ」というモデルコースを作っていきますので旅のご参考にして頂ければ嬉しいです。私は、只見線、只見駅が好きなのでこの4時間で只見線を色々な角度で楽しんでもらえたらと思いコースを設定しました。

1.只見駅に到着

11:15に只見駅に到着。ようこそ只見町へ。只見駅は福島県の最西端の駅です。
モデルコース

2.只見駅構内の観光まちづくり協会の窓口へ

にっこりスマイルでお出迎えいたします。駅にはコインロッカーはありません。貴重品以外のご不要なお荷物を無料でお預かりしております。
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3.レンタサイクルを申し込む

普通自転車200円(1日)、電動アシスト自転車500円(1日)でご用意しております。急な雨を心配される君には蓑を、日差しが気になる貴方には笠のレンタルもしております(有料)。
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4-1.滝神社にお参り&只見駅ホームを撮影

滞在目安時間は10~15分。只見駅のすぐ横に踏切があり、駅の裏にある滝神社にお参り。毎年9月5日には滝神社の祭礼があり、町の人には身近な神社です。滝神社の入り口には、田子倉湖の水が只見用水として流れていて、水温は9度~13度ほど。安全に水に触れることが出来る場所がありますので、ぜひその冷たさを体験して下さい。体力がある方は、滝神社の後ろにある遊歩道もぜひ歩いてみて下さい。駅の後ろには10体のかかしが立っています。地元の方が冬の間に作成して下さったかかしと記念撮影も、おすすめです。滝神社から駅のホームが見える方に進むと、駅側とは違ったホームの風景が広がります。

4-2.人力で動かす転車台へ

滞在目安時間は10分。只見駅から西側に100m進むと、人力の転車台があります。現在はSLがここまで来ることができないため、使用されていませんが、転車台を見ることは可能です。夏場は草に覆われて、冬場は雪に覆われていますので、5月~11月頃なら見られます。全線復旧したら、ここでSLとお祝いのケーキを回してカットしたいですね。

4-3.静態保存されているSLC58を見学

滞在目安時間は15分~20分。転車台を見たら、次はSLを見に行きましょう。今から40年以上前に国鉄から寄贈されたSLC58は、昔はこども達の遊び場でした。SLに登って遊び、機械をたくさんさわって真っ黒になりました。保存されている場所の隣にある空地には、かつて只見保育所がありました。これまでに何度かSLの塗装を行っています。じっくりSLをご堪能ください。車輪を触ったりしても壊れませんが、手が汚れますのでお気をつけて。
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5-1.いざ、田子倉ダムへ

滞在目安時間は30分。ただし、移動時間は往復で1時間。さて、只見線の歴史をたどると、忘れてはならない田子倉ダムへ行きましょう。そのためには、電動アシスト自転車の方がいいですね。峠道はつづら折りになっていますので、時には自転車を下りて押して上がった方が良いです。このダムが建設される際の資材を運ぶために田子倉専用線が整備され、それが後の只見線につながっていきます。つづら折りのあとに、真っ暗なトンネルを1つ越えたら、田子倉ダムに到着です。堰堤から下流をのぞくと、ダムの高さを感じることができます。

5-2.お昼、忘れていました。

滞在目安時間は35分。私は個人的に、国産のそば粉を使ったそばを並ばずに食べられる只見町って、恵まれてるなと思います。忙しいときお昼によく乾ソバを食べますが、国産のそば粉を使っているものには出会えません。只見産のそば粉の冷たいおそばが食べられる幸せを、ぜひ皆さん味わって頂きたいです。ということで、オススメは「歳時記会館」のなめこおろしそばです。(歳時記会館は2時頃には食事が終わる時があるので、早めに行きましょう。)実際には見えませんが、歳時記会館の後ろには只見線が走っています。

5-3.只見ダム下の公園へ

滞在目安時間は20分。歳時記会館で食事をすませたら、ダムの堰堤を渡って、青少年旅行村いこいの森キャンプ場のある対岸へ渡ります。そこから坂道を下ると、発電所が良く見える公園へ。春には桜が咲き、ベンチがあって、涼しい風が吹いているおすすめの休憩スポットで、只見ダムが放水しているときには絶景の撮影スポットにもなります。只見線が只見駅を出発して大白川駅に向かうとき、この公園にいると、列車の走る音だけが聞こえてきます。その音を聴くなら、14時20分~25分にこのスポットへ。
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6-1.ただみ・ブナと川のミュージアム

この施設には姉妹館「ふるさと館田子倉」があり、どちらかで入館すると、当日に限り、もう1つは無料で入館できるというお得な制度があります。この施設の見学目安時間は40分~2時間。2階建てになっており、1階は只見町の自然を映像、パネル、標本、はく製、生体展示などで紹介、解説しています。ミュージアムの職員が案内してくれますので、希望の際はスタッフにお声をかけてみてください。クマや鳥のはく製のほか、カモシカのはく製もあります。かつて、只見線がカモシカに接触して、到着が遅れることがありました。まさに自然の中を走る路線です。1階には無料で利用できる休憩スペースがあり、そこでは只見町の町史、報告書などの書籍の他、自然科学系の書籍があり、自由に読むことができます。ちょっとした休憩にも最適です。2階は、只見の昔の暮らしで使われていた民具が展示されています。そこに、田子倉ダムの建設当時の写真や史料がありますので、ぜひご覧ください。2階の奥には企画展が開催されています。時間がある方は、ここも見ごたえがあるので、じっくりとどうぞ。手前で時間を使った人は、急ぎ足でどうぞ。

6-2.ふるさと館・田子倉

この施設の見学滞在目安時間は30分~1時間。田子倉湖の湖底に沈んだ田子倉集落の資料が展示されています。当時の暮らしを知ることができる、個人の方が記した日記、著名な作家が田子倉ダム建設にまつわるエピソードをもとに著した作品が展示されています。スタッフの一人は、当時田子倉に住んでいた方で、貴重なお話も伺うことができます。私の父も10歳まで田子倉に住んでいたので、写真に写っていました。顔がぜんぜん変わってなくてびっくりしました。日本全体が戦後の経済成長に向かっていった中で、地方では水力発電所の建設が行われ、日本の豊かさを支えるために、消えて行った暮らしがある、それが歴史のように語られますが、それはまだ、つい最近の話だと実感することができます。

6-3.がんばった自分に、ごほうびの「三石屋」

滞在目安時間は10分。地元の人が足繁く通う、町のパン屋さんで、夏から秋にかけて、ごほうび用のシェイクが販売されています。子どものころは、盆かお祭りにしか飲むことが許されなかったシェイクは、今もごほうびのおやつです。個人的にはコーヒー味一択です。素朴なパンが人気で「そぼろパン」「げんまいパン」「あげパン」など甘いパンを10個単位で買って行く人もしばしば。お腹が空いていたら、車内で食べる用のパンもぜひ。
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7.只見駅に到着

お疲れ様でした。自転車の鍵を窓口に返却してください。今日の記念に駅で入場券を買ったら、オリジナル入場券ケースをお渡しします。只見線や鉄道が好きな方のお土産は、駅名キーホルダー、只見線のステッカー、ポストカードなど。Tシャツは3タイプありますが、雪国育ちの私は、ロータリーモーターカーがバックプリントにある水色のTシャツがおすすめです。出発までの間に、駅のスタンプ5種類を押したり、1日3本しか書いてない時刻表の写真を撮影したり。無料で見られる町の書籍もあります。只見線応援の寄付をして下さった方には、100円以上でキハちゃんオリジナルギフトボックスをプレゼントしています。
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8.只見駅を出発

15時40分出発の列車をお見送りします。進行方向に向かって左側に座ったら、私たちスタッフにぜひ手をふりかえしてください。恥ずかしい方は、右側に座って、かかしの皆さんに手を振って下さい。いつも私はいってらっしゃい、と列車を送り出しています。
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