只見線に乗って【平成30年度只見線モーダルシフト実証実験】スタート

私たちの町を走るJR只見線で、この秋に新しい試みが行われます。

只見線を活用したモーダルシフト事業、とは 自動車などで行われている輸送を、環境負荷の少ない輸送手段に替えること、だそうです。今までトラックでずっと運んでいた荷物を、貨物列車や船舶などを利用してCO2を削減する取組のことだそうです。

只見線は現在客車としての利用のみで、貨物利用はされていません。JRの線路も実際にはJR東日本などの旅客と貨物を運ぶ線路はそれぞれ所有者があり、貨物が走る旅客線は、JR貨物さんがJR東日本さんなどに利用料を支払って使用しているようです。

今回は貨客混載(かきゃくこんさい)という取組でお客さんが乗っているところに荷物を載せて運んでみてはどうだろうか、という実証実験です。そのためには、何が課題か、どんな物が運べるか、また、今あるものの組み合わせで新しいサービスができないか、考えていくための最初のスタートとなります。

JR只見線モーダルシフト等推進協議会が設立され、奥会津振興センター、JR東日本仙台支社、福島県、特定非営利活動法人素材広場、合同会社ねっかで実施されます。

 何を運ぶの?

今年度の実験では、只見生まれ只見育ちの米焼酎「ねっか」を運びます。只見町で生産されたねっかを積んで、会津川口駅まで車で運び、会津川口駅から会津若松駅まで21駅を、旅客営業規則の範囲内の量だけ、只見線で運びます。21駅を車で移動した場合の距離は片道およそ50kmを車ではなく列車で輸送します。

いつからスタートするの?

JR東日本仙台支社さんのご協力により、10月29日から12月初旬まで、計16回の実証実験が行われます。10月29日からすでにスタートしています。その間、列車までのねっかの輸送、会津若松駅での荷物の受け渡しを観光まちづくり協会が行います。寒くなる季節、雨の日も雪の日もあるかもしれませんが、只見線でねっかを運ぶ実験をしながら只見線に乗ることができるので、とても楽しみです。

初日の様子です。

会津川口駅から乗車します。荷物はカートの重さも入れて約18kgです。

29日はロングシートで座席の脇に設置しました。

実験初日なので、関係者で会津若松駅まで乗りながら状態を確かめていきます。

この日は会津川口駅、会津宮下駅から会津柳津駅まで3団体のツアーのお客様150名以上が乗車して、一時座席は満員でした。初日は会津若松駅で荷物を渡して終了です。

16回の実験で、基本的には帰りも只見線で帰りますので、2時間半、会津若松駅周辺で待ち時間があります。何度も来ている駅ですが、大きな荷物を抱えて駅周辺を移動してみると、不便なことや新たなサービスのヒントを見つけることができそうです。実験スタッフは、「レールにエールを」というキャッチフレーズの入ったロゴ入りトレーナーを着ています。今回の実験で只見線にのるのは、サカイ、菅家T、そして只見町に移住して1年目の方にもご協力をお願いしています。

他の鉄道ではやってないの?

同じ会津で運行している会津鉄道では、今年の9月から荷物便というサービスをはじめました。その日に届けたい、でも自分で届けに行けない、という人や年配の方で運転が心配な方、冬場は特に利用が期待されそうですね。

この実験で、お酒だけでなく、只見線沿線の地域から地域へと、普段クルマで運んでいる物を列車で運ぶことで、何より地域に住む方が今より楽に楽しく暮らせるような取り組みにつながれば良いと思います。よく「只見線は空気を運んでいる列車だ。」と言われます。それは利用者が少なかったり、乗客が0の時もあるからです。週末や連休など、たくさんのお客様が車窓から手を振ってくれると、今日はたくさん乗っていて良かったな、と手を振っているスタッフが口々に声に出す日もあります。お客様と一緒に、地域の産品やサービスを届けることができる日が来るといいですね。

駅が地域の物流の拠点になる取組み、ぜひ車内で見かけた時にはお声掛けくださいね。

サカイ


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