最終更新:
皆様、いかがお過ごしでしょうか。初夏の匂いが香る良い時期となりました。
さて、今回は只見四名山山開き前に実施しました蒲生岳下見登山の様子をお伝えしたいと思います。例年6月の第1日曜日(令和3年度は6/7(日))に実施している山開きは新型コロナの影響でやむなく中止となり、自主登山とさせて頂く事となりました。あらかじめご了承頂ければ幸いです。
だが、ご安心ください。開山式やふるまい等は行いませんが、登山道は後日キチンと整備します。今回は下見登山当日の様子をご参考までにお伝えできればと思います。
※なお、諸事情により下見登山実施者からの情報提供により記事を作成しております。
「会津のマッターホルン」とよばれる急峻な岩山で、高度感のある岩場が連続します。標高は828m。参考タイムは4時間となっています。
トレッキングのガイドブック等には上級と表示されていますが、間違いではありません。重厚な登山靴より靴底が滑りにくい軽い登山靴の方が登りやすいかも知れません。私だったら編み上げの長靴で登ります。登山における必要最低限の装備(飲料水、軽食や携行食、レインウェア等)とクサリ場が連続するのでストックよりグローブ(フルフィンガータイプ推奨)をお持ちいただくと良いかと思います。初めて登る方は現地ガイドの依頼や経験者との同行登山をオススメします。
クサリ場としても有名な蒲生岳。途中クサリが切れている箇所が何か所か確認された為、充分お気を付け下さい。
上記の様な場所ではストックを収納、グローブを装着し慎重行きましょう。足元にはご用心を。踏み外すと登山処ではなくなってしまう可能性があります。前を歩いてる方を追い越すのは道が広くなってからにしましょう。
蒲生岳山頂からの360度パノラマ。目の前に見えるは柴倉山871m。実は蒲生岳より高いです。残念ながら登山道はなし。
山頂は思ったより狭いと思われる方が多いはず。譲り合いながらでのご休憩をお願いいたします。
登山の醍醐味の一つとして数えられる山野草の観察や撮影。ここで少しではありますがご紹介したいと思います。蒲生岳は岩山ですが所々に見どころがありますよ。
皆さん大好きヒメサユリ。残念ながらまだ開花にはなっておりませんでした。開山日には開花している事を願うばかりです。
ウラジロヨウラク。蒲生岳に咲くものは白っぽいものが多いですね。
ナナカマド。ひっそりと咲く姿が好きです。
下見登山当日は快晴に恵まれ、絶好の山登り日和となったようです。雨の日にオススメしたくない山ナンバーワンですが、ご自身の体力に合わせて一度挑戦しては如何でしょうか。
2021蒲生岳登山記念バッチ。蒲生岳をバックに町の鳥、ウグイスがデザインです。今年は初の試みで木製で作成しております。
記念バッチは例年通り作成しております。今年度はユネスコエコパークの登録地である事やSDSsを推進する町としてもPRしたい為、バッチを金属製から木製に変更しました。配布は6/6(日)から観光協会2か所の窓口(ログハウス事務所、只見駅構内インフォメーションセンター)で配布いたします。開山日当日の会場での配布は行いませんのでご了承ください。例年通り登山バッチの郵送や送付は行っておりませんのでご了承ください。
緊急事態宣言が延長となり、県をまたいでの往来が自粛傾向となっております。登山や観光で来町されるお客様につきましては、充分な感染症対策を行って頂きますようお願いいたします。
山におけるケガと弁当は自分持ちと言いますが、登山される皆様の笑顔と快晴をお祈りしております。どうぞご安全に。
只見町観光まちづくり協会