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6月5日に山開きを予定している蒲生岳の下見登山を実施しました。
蒲生岳は只見4名山の1つで、標高828mと標高は低いものの険しく尖っている山容から『会津のマッターホルン』と呼ばれています。岩場や鎖場を経て、山頂から眺める景色は絶景です。
下見登山では、久保登山口から南尾根ルートを通り頂上を目指しました。西側岸壁ルートと鼻毛通しルートの分岐で二手に分かれ登山道の確認を行ない、北壁コースを下降しました。
※北壁コースは急傾斜で難しい岩場の連続なので、南尾根ルートを下ることをお勧めします。
登山口から分岐までは岩場と松の生える尾根が交互に現れます。分岐で直登が続く「西側岸壁ルート」、トラバースの多い「鼻毛通しルート」に分かれ、どちらも鎖場が点在している気を抜けないルートになっています。鎖の確認を行なっていますが、切れた鎖をまとめて残置している場所もありますので、確認のうえ使用ください。西側岸壁ルートは傾斜が急で下ることが難しいので、西側岸壁ルートを登り、鼻毛通しルートを下ることをお勧めします。
西側岸壁ルート 鼻毛通しルート
下見登山では、道順のカードを掛け直し、鎖やペグの確認、道をふさいでいる倒木の伐採、撤去を行いました。登山の際はコースを間違えないように、道順のカードやピンクテープを確認しながらお進みください。
登山道沿いには所々で花が咲いている様子も確認できました。
また、ヒメサユリのつぼみが何株も見られたので、山開き当日には花が咲いているかもしれません。
ヒメサユリ キクザキイチゲ
カタクリ チゴユリ
山開きの日には同じ時間帯に複数の方が登られることが想定されます。登山道は狭く、鎖場等ではすれ違いが困難なため、当日は西側岸壁ルートから登り、鼻毛通しルートを下るコースでの登山にご協力ください。
また、蒲生岳は岩山で登山道は南尾根を通っているので、影が少なく太陽がじりじりと照り付けます。只見町も天気の良い日は25℃を超える夏日になりますので、熱中症には十分に気を付けましょう。
今年は『自然首都・只見満喫チャレンジキャンペーン』通称只チャレを開催しております。
蒲生岳の撮影スポットは頂上の標柱が指定されていますので、頂上の標柱を一緒に写真を撮影し、キャンペーンへのご応募お待ちしております。